悠久の時を超えて

骨董との出会い

柳宗悦が愛した雑器の美

民芸運動で知られる思想家、柳宗悦は、蕎麦猪口の絵柄の多様さについて、著書「藍絵の猪口」の中で、こう記しています。「一番驚くのは文様の変化である。この蕎麦猪口ぐらい衣装持ちは無いと言える。」

蕎麦猪口の絵柄の中で、ずば抜けて多いのが自然の風景です。柳宗悦は、「藍絵の猪口」で、こう記しています。「いかに日本人が自然を友としたかが分かる。」

    
   

日本人の知恵と美意識

数百年の時間、何人もの、いろいろな人たちの暮らしを渡り歩いて、今も愛され、使い続けられている「蕎麦猪口」。「蕎麦猪口」は、器としての生命力、その力に満ちあふれた「器」なのです。  

蕎麦猪口の絵柄は、あらゆる食器類の中で、他と比較にならない程バラエティーに富んでいます。その絵柄は、植物、動物、天体、風景、そして幾何学模様・・・。

 

壊れた器を直して生かす

金継ぎ

漆を接着剤として使い、割れの修復が行なわれてきました。その上から金粉をまいて化粧を施したのが「金継ぎ(きんつぎ)」という技。独特の「手をかけられた味わい」が生まれています。  

金直し

金継ぎと同様にして、欠けの修復をする技を「金直し(きんなおし)」と言います。気に入った器を丁寧に、大切に使っていとおしむ、先人の器に対する愛情を感じます。  

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更新履歴

新装 2017/08/17
改装 2018/02/05
更新 2018/02/15
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